滴状類乾癬

滴状類乾癬

尋常性乾癬の症状に似た皮膚疾患「滴状類乾癬」は、
突然発症することが多く、
全身または体の一部に小さな水滴ぐらいの赤い発疹が現れる皮膚病です。

 

尋常性乾癬と似ていますが、
発疹が滴状であることからこのような名前がつけられています。

 

新しい発疹と古い発疹が混在しているのが特徴ですが
古い湿疹はそのまま色素沈着することがあるので注意が必要です。

 

痛みやかゆみはなく、皮膚角化症という点では尋常性乾癬と同じですが
実は全く違ったものになります。

 

尋常性乾癬との大きな違いは発疹部分に集まる白血球のタイプです。
これは外から見ただけではわからないため、
場合によっては尋常性乾癬と診断されることも少なくないようです。

 

滴状類乾癬は「類乾癬」に属するもので、発疹の大きさによって
皮膚科で診断されるときには滴状類乾癬と局面状類乾癬に分けられます。

 

直径1cmくらいなら「滴状類乾癬」、直径が5cm程度なら
「局面状類乾癬」と診断されます。

 

局面状類乾癬の場合は発疹が大きく萎縮が認められると
悪性リンパ腫になることも考慮して、発疹の一部を採取して
組織検査を行うのが一般的です。

 

滴状類乾癬は若い世代から中高年に発症することが多く、
慢性化しやすい疾患です。

 

原因は鼻や喉、歯など、体のどこかに細菌の感染病巣が
存在しており、それが悪化することで発症するのではないかといわれています。

 

特に扁桃腺が滴状類乾癬を誘発することがわかっているので
扁桃腺に炎症を起こしやすい人は、扁桃腺を摘出することで
症状が治まることもあるのです。

 

滴状類乾癬は、ごく稀に自然治癒することもありますので
症状が軽い場合には、ステロイド軟膏を気になる部分に塗布するだけになります。

 

また、広範囲に発疹が広がっているときは、
内服薬や紫外線治療を併用します。

 

いずれにしても他の乾癬同様、症状の改善には時間がかかり
繰り返し発症してしまいます。

 

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