膿疱性乾癬
突然発熱し、
皮膚にジュクジュクした膿をともなう赤い発疹がたくさん現れるのが
「膿疱性乾癬」です。
乾癬の一種ではありますが、一般的な尋常性乾癬とは
全く別の乾癬として区別されています。
膿疱性乾癬の赤い発疹は無菌の膿疱とよばれるもので、
血液中に含まれる白血球が集まったものだといわれています。
膿が見られることから細菌が感染したものだと思われ、
敬遠されることが多いようですが
膿疱性乾癬は人に移るものではありません。
膿疱性乾癬の症状は、手足など体の一部分に現れる場合と
全身に見られる場合があり、特に全身に見られるものを
「汎発性膿疱性乾癬」と呼んでいます。
汎発性膿疱性乾癬は、膿疱性乾癬の中でも
特定疾患に認定されるほど重篤な症状なのです。
膿疱性乾癬の発症は、突発的な発熱から始まるのが特徴で
体のあらゆるところに赤い紅斑が現れます。
熱は場合によっては40度高い高熱になることもあるようです。
これらの症状以外に全身がむくんだり、
関節痛を訴える人もいます。
膿疱性乾癬は名前のとおり、
皮膚にできた紅斑の上に膿疱ができるのですが、
時々、結膜炎や虹彩炎、ブドウ膜炎などの目の炎症も
併発することもあるのです。
発熱することで体力を消耗しやすく、
免疫機能が低下することで
皮膚を守る力が弱まるため、体内の水分バランスが異常をきたすということです。
ですから、高齢者が膿疱性乾癬を発症した場合にはとても危険なのです。
命にかかわることも少なくありませんのですぐに病院を受診しましょう。
適切な処置をすれば、確実に症状を改善できます。
現在、日本では1000人ほどの膿疱性乾癬患者がいるといわれ、
男女別では女性のほうが少しだけ多く、
幼児期と30歳代に多く見られます。

